3年の窪田です。
チャットボット発表会に参加できないので、作成したチャットボットについてブログに投稿します。
企業分析をするチャットボット
私は、Difyを使って企業分析をするチャットボットを作成しました。就活で、企業研究が必要な時に、簡単に出来たらいいなと思ったことと、投資をしているので企業の業績などを調べることがあり、少しでも労力を減らせるといいなと思い、作成しました。(加えて、Difyで作らずとも、普通にChatGPTを使えば簡単に検索できると思いますが、Difyを初めて使うので、シンプルに作れそうだと思って取り組みました。)
企業分析をするという目的に対して、自分が実現したかった機能は以下の3つです。
- 企業名を打ち込むと、自動でその企業について検索してくれる
- 企業の業績や配当率などの財務データをまとめてくれる
- 出力した財務データを基に、グラフなどのチャートを作成する
実際に作ったチャットボット
上の目標と実現したい機能を踏まえて、実際に作成したチャットボットは以下のようになります。
↑チャットボットの中身は、上記の通りになっています。
①ユーザーが「企業名」をチャットに打ち込む→②「Google検索」で自動で検索する→③検索結果からStock code(証券コード)を取得→④Yahooファイナンスでその企業の概要・財務データを出力→⑤英語から日本語に翻訳しレポートを作成→⑥回答
①~③の説明
①~③の段階では、ネットから該当企業の証券コードを取得しています。
証券コード(Stock code)とは
証券コードとは、証券コード協議会が公開株式や公募債券、そのほか上場証券について、識別のために付与している数字4桁のコード番号のことをいいます。(証券コード│SMBC日興証券)
海外ではTicker codeとも呼ばれ、英数字1~5文字になります。
例えば、日本の「トヨタ自動車」の証券コードは「7201」、米国のAppleだと「APPL」です。
Googleの検索結果から、証券コードだけを出力するということをLLM3の段階で行っています。ここで、証券コードだけを出力した理由としては、④のYahooファイナンスで検索する際に、証券コードのみ入力しなければならず、他の文字を入力させないためです。
④~⑤の説明
上記で出力した証券コードをもとに、Yahooファイナンスで検索し、企業のデータを自動で出力します。この時に出力されるデータは英語表記であるため、LLMで日本語に翻訳します。
ここで、失敗した点は、このYahooファイナンスが、日本の企業を検索できなかったことです。何度調整しても、うまくいかなかったため、純粋にこのYahooファイナンスのツール自体が日本企業検索に対応していないかもしれせん。
(↑トヨタ自動車(7203)を入力しても、何も出力しない)
そこで、別の、企業分析をするツールAlpha vantageというものを利用してみましたが、このツールは何を入力しても、何も出力されず、使い方がわからなかったので、あきらめました。
⑥の説明
出力したレポートは上記のようになっています。時間が足りず、Yahooファイナンスの出力結果をそのまま翻訳しているので文字数が多くなってしまいました。
しかし、当初の目標であった、企業名を検索して、概要や財務データを検索する機能はある程度実装できたので良かったです。
反省点と改善点
とにかく、時間が足りずに失敗ばかりしてしまい、面白みのないチャットボットになってしまったことが残念でした。冬休みに時間があるので、取り組めなかったグラフの作成などの機能を実装してみたいです。
日本の企業が検索できなかった点も、もっと工夫したり、他のツールを使ってなんとか形にしたいです。
他の人のチャットボットがすごかったので、自分ももっと実用的で面白いチャットボットに改善します!!