Python の leafmap(リーフマップ)は、Jupyter 環境上でほとんどコードを書かずにインタラクティブな地理空間マップの作成や解析を行えるオープンソースの Python パッケージです。元々は Google Earth Engine(GEE)向けの geemap プロジェクトから派生し、GEE を利用できないユーザーにも高度な地理空間解析を提供することを目的としています。(leafmap.org)
主な特徴
- 一行で地図作成:
leafmap.Map()
を呼び出すだけでオンライン地図を表示できます。 - 複数バックエンド対応:ipyleaflet、folium、kepler.gl、pydeck、bokeh など、用途に応じて切り替え可能です。
- ベースマップ切り替え:OpenStreetMap、Stamen Terrain、CartoDB Positron など豊富なタイルをワンクリックで変更できます。
- XYZ/WMS/ベクタタイルサービス追加:外部タイルサービスや WMS レイヤー、ベクタタイルを簡単に重ね合わせられます。
- ベクトル・ラスタデータ可視化:Shapefile、GeoJSON、GeoPackage、GeoPandas GeoDataFrame、GeoTIFF/COG/STAC などを直接読み込んで描画可能です。
- ホワイトボックス解析統合:WhiteboxTools(500以上の地理空間解析ツール)と GUI を通して連携し、流域解析や地形解析、LiDAR 処理などを GUI 上で実行できます。(leafmap.org)
インストールと利用シーン
# pip から
pip install leafmap
# conda-forge から
conda install -c conda-forge leafmap
Google Colab、Jupyter Notebook/JupyterLab、marimo などの環境で動作し、初学者から上級者まで幅広く利用できます。GUI ツールバーを使ってドラッグ&ドロップでデータを追加したり、分析結果をマップ上にすぐ可視化したりすることで、プログラミングに不慣れなユーザーでも地理空間データを直感的に扱えます。(leafmap.org)
GitHubにチュートリアルを作成しました。(まだ作成途中で、マップがうまく表示されません)
GitHub – kkawailab/Python_Leafmap
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