Dify のバージョンアップ情報です。
Dify v0.15.0: Introducing Parent-child Retrieval for Enhanced Knowledge – Dify Blog
The next-gen development platform – Easily build and operate generative AI applications. Create Assistants API and GPTs based on any LLMs.
記事の要約
- Parent-child Retrieval(親子検索)機能が導入され、より正確で文脈を理解した情報検索が可能になった。この機能により、AIが生成する応答の品質と精度が向上する。
- 従来の検索システムが抱えていた「文脈理解と精度のジレンマ」に対して、2階層のアプローチで解決を図った。Child Chunks(子チャンク)で精密な検索を行い、Parent Chunks(親チャンク)で文脈情報を補完する仕組みを実装している。
- Parent-child チャンキングには「Paragraph」モードと「Full Doc」モードの2種類がある。Paragraphモードは段落単位で分割し、Full Docモードは文書全体を親チャンクとして扱う。
- 親チャンクと子チャンクは個別に編集可能で、必要に応じて子チャンクを再生成することもできる。子チャンクの編集は、特定の親チャンクを検索するためのカスタムタグとして機能する。
- ユーザーインターフェースが改善され、親子チャンクの関係性がより分かりやすく表示されるようになった。パーレントチャンクは独立したモジュールとして表示され、子チャンクはグレーの背景色とチャンク番号で識別できる。