AI博覧会に参加して感じたこと

先日、AI博覧会に参加しました。会場では、AIエージェントや受付AI、ロボットなど、さまざまなAIに関する展示が行われており、企業の方から直接説明を聞くことができました。実際の展示を見て、AIは研究やニュースの中だけのものではなく、すでに多くの企業で業務に取り入れられ始めているのだと実感しました。
企業ブースでは、AIエージェントを活用したサービスや受付AIなどについて説明を聞くことができましたが、これらの内容については他のゼミ生もブログで紹介してくれていると思います。そのため、私は名古屋銀行の方のカンファレンスで印象に残った内容について書きたいと思います。途中からの参加だったため、カンファレンス全体を聞くことはできませんでしたが、AI導入を見送った事例についての話を聞くことができ、AI活用を考えるうえでとても参考になりました。

特に印象に残ったのは、AI議事録と契約書AIの事例です。AI議事録では、銀行側で残している記録とAI議事録の内容に違いがあり、業務で使うには合わなかったそうです。また、契約書AIについても、AIが確認するチェック項目が多くなりすぎたことで、結局人が確認しなければならない作業が増えてしまい、期待していたほどの効率化にはつながらなかったとのことでした。
この話を聞いて、AIは導入すれば必ず便利になるものではなく、使い方や導入する目的がとても重要なのだと感じました。AIを使うこと自体が目的になってしまうと、本来解決したかった課題が見えにくくなり、結果として確認作業が増えたり、現場の業務に合わなかったりする可能性があります。特に銀行のように正確性や信頼性が強く求められる業務では、AIの出力をそのまま使うことは難しく、人による確認や判断が欠かせません。
AI博覧会に参加する前は、AIを導入すれば業務が自動化され、効率化につながるというイメージを強く持っていました。しかし今回のカンファレンスを通して、AIを導入する前に、まず業務の課題を整理し、「AIに何を任せるのか」「どこまでを人が確認するのか」を明確にすることが大切だと学びました。AIは便利な技術ですが、目的が曖昧なまま導入してしまうと、かえって業務を複雑にしてしまうこともあるのだと思います。
今回の学びは、ゼミの卒業制作で行うアプリ開発にも生かしていきたいです。アプリを作る際にも、便利そうな機能をただ追加するのではなく、「誰のどのような課題を解決するのか」「その機能は本当に必要なのか」を考えることが重要だと感じました。AIを取り入れる場合でも、AIを使うこと自体を目的にするのではなく、利用者にとって本当に役立つ形で活用できるように意識していきたいです。