3年の山口です。先日消費関数の推定をやりました。
一人当たりに換算すれば、前回の不備をどうにかできることに気付いたのでやってみます。日本人が同じような消費行動をすると仮定します。
散布図です(単位は、×0.1円 です)。前回と比べてかなり一直線になりました。相関係数も0.99とびっくりするほど高いです!!!データは2022年のものです
R(相関係数) | R² | ||
---|---|---|---|
0.994 | 0.988 |
予測変数 | 推定値 | 標準誤差 | t | p | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
切片 | 0.0861 | 0.03704 | 2.32 | 0.025 | |||||
収入(22) | 0.4524 | 0.00751 | 60.21 | < .001 | |||||
決定係数やp値から、モデルの当てはまりもよく、有意な説明力があります。限界消費性向は0.45になりました!!。モデル式は以下の通りになりました(単位は、×0.1円 です)。
C = 0.08 + 0.45Y
前回でた0.2という数値は誤りだと考えられます。コロナ渦だったから低いのか?とおもったのですが、そうでもなさそう。コロナ前(2018年)と比較します!
R(相関係数) | R² | ||
---|---|---|---|
0.994 | 0.988 |
予測変数 | 推定値 | 標準誤差 | t | p | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
切片 | 0.0657 | 0.03648 | 1.80 | 0.078 | |||||
収入(22) | 0.4946 | 0.00818 | 60.48 | < .001 | |||||
2018年の限界消費性向は0.49であり、コロナ渦よりも少し高いことが分かります。コロナで、日本人の消費が減ったことがわかるのではないでしょうか?!モデルの式はこんなかんじです。
C = 0.06 + 0.49Y
コロナ禍を通して、限界消費性向が0.49から0.45へ下がったので、人々は所得を消費に回す額が、0.04だけ低下したことが分かります。
そのため、コロナが経済に影響を与えたことが日本の都道府県のGDPを分析することで分かりました。